甚九郎稲荷神社にて

狐像

 連休を利用して岡山県まで旅行に行きました。
 もちろん稲荷神社の狐像を主軸にした旅です。観光地として有名な倉敷市などには全く寄らずに狐像ある場所を巡っていました。体力的な問題で行けない箇所があったのが、残念……いずれまた行く予定です。
 岡山県で最初に行ったのは「甚九郎稲荷神社」です。駅から近いと言えば近いかな。

 
 観光地には行けませんでしたが、名産品は神社に置いてありました。備前焼製の像です。
 狐像のもありましたが、ここ甚九郎稲荷神社には備前焼の狛犬が。片方の眉毛が壊れて漫画チックな「なんだこいつ怪しいやつ」と疑っている顔をしていますね。

 
 もう一体も同じような壊れ方。それに何故か歯が出ていてコメディ担当な感じに。


 そしてそれを笑う道中にある狐像。
 脂肪がストンと落ちたと様なあっさり気味の体にビリケン顔。歯の感じがこう……某お笑い怪獣みたい。
 ここまでの流れ関西の雰囲気が強い。
 
 顔をアップに撮ると狐耳を付けたコスプレビリケン様。
 獣らしい大きな奥歯に、咥えているのは玉だったのだろうか。
 でも、串にささった焼き鳥を食べている途中で知り合い見つけたおっさん……奈良県の源九郎稲荷神社の狐像の友人な気がしてきた。
 

 本殿前に到着。
 狐像も地味な色合いが映えるほどに強烈な赤さ。ポリシー的な物を感じる。



 道中の狐像の後期型みたいな、比較的新しい2体です。
 瞳あったんだな……うーむ、綺麗になってよりわかる狐のような別のなにか感。
 鼻の下に直ぐ口のある狐と違って鼻の下から広がる口。人間みたいな四角い歯。考えようによっては獅子頭の特徴と同じ——だけども、人間味強すぎるんだよなぁ。
 隠さずに言うと人面犬みたい。
 案外こういう個性強い狐像が都市伝説の起点になっていたりするのかもしれませんね。夜に照らされていたら驚く自信がある。

 所在地:〒700-0814 岡山県岡山市北区天神町9−41

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