伏見稲荷大社 その④

狐像

 狐像の写真の多さに、どれがどれだかになってきたその④です。
 同型もたくさん撮っていたのでかぶっていないのを探すのに一苦労。
 なので、明確に同型がなかった狐像達を。


 躍動感のある鍵を咥えた狐像――擬宝珠もあるよ。
 歯は一本も覗かせていませんが、爪はしっかり伸びています。
 表情が少々見にくいですが、訴えかけてくるものがあります。下から見上げて「なんでそれをしている?」と言っている気がします。
 屋根より高い位置にありながら見上げる……謙虚?



 伏見稲荷大社で一番可愛いと思っている狐像です。
 足は細いのにお腹がむっちり、狐や狼とは程遠い小熊みたいな丸みと肉つき。口と耳も小さいので子供っぽい雰囲気を増させますね。
 伏し目がちなのも人見知りみたいで、ますます幼児っぽい。


 もう1体は、成長しています。
 狐になっていく過程がわかりますね。そういえば、まつ毛が片側だけ? 片方は風化したのか、元々なかったのか……ワンパクな子供がぶつけてそこだけ生えなくなったような、アレかな。
 

 細かい毛の描写が、まるで隈取みたいになっている狐像。
 全体を白くして毛の部分を赤く塗ったら、迫力満点の狐像が完成しそうです。
 後ろ足の曲がり方が蹲踞ばりの角度。ぜひ、立った状態でも見てみたい。



 引くぐらいに意地を張って玉を咥えている狐像と「なんで大きいのわざわざ……」と冷静に思っている巻物を咥えた狐像。
 玉の基準ってなんだろうか。負担少なく小さめのを咥えているのもいれば、この狐像みたいに顎が外れそうな大きいのを咥えていたりするし。
 個人的に小さい方が好きです。表情がまた別のを作れますし。





 色が入って迫力が段違いな狐像達。
 1枚目と2枚目の眼力が違う。塗るのって同じ製作者なのだろうか、それとも別の専門の人? 迫力にこだわりを感じる。ユニット作家?
 3枚目と4枚目の怪獣感。なんかいそうなんだよな、平成初期のウルトラマン作品で出ていそうな気がします。似た顔の怪獣が。



 面長い狐像。
 色が違うのはそこだけ削られた……いや、それであっても面長だわ。毛で隠してあっても長い。
 
 この狐像の制作者の別パターンとか? 悩ましいが面白い。
 
 その⑤と行きたいのですが、境内内の別の神社だったので名前を変えます。
 

 所在地:〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町6

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