奈良県に稲荷神社ってあるのだろうか? 寺のイメージが先行していて、思いつかない。
それで検索してみると、源九郎稲荷神社が上位に。
よし行ってみよう。という事で年始に奈良-京都へ。
伏見稲荷大社も行けそうだったら……と思いましたが、稲荷駅から見た人の川から時間的に無理と判断。奈良駅へ。
京都駅や稲荷駅と比較すると人は少ないかな? と思っていたら奈良公園方面は人の川。一極集中タイプだった。
まぁ、目的は稲荷神社なので問題なし。
ということで、奈良駅から郡山駅へ。
(検索すると郡山駅は福島県にもあり、そちらが優先されて表示される場合があるので奈良郡山駅と書く必要があった。地図アプリの同期の問題?)
ルート的には駅から真っすぐ小学校を超えた先にあります。それまでに行く道中やはりというか奈良のイメージ通り寺や神社が多く見かけられました。
こういうのって檀家とかどうなっているんだろう。信者の数が細分化する対策として互助会とかで支えあっているのかな?
源九郎稲荷神社は町中にありました。
一角を占める様にドンとあるわけではなく、隠れ家のようにありました。参拝者案内の旗がなければ迷いそうな、隠れ家的な神社といった雰囲気。
地元の方が和気あいあいと話しており、愛されている模様にほっこりしながら鳥居をくぐって狐像の撮影。
体形は前足がしっかりとした筋肉質。それでいてどっぷりとした愛嬌ある下半身。
巻物と玉をくわえているタイプ……玉の方の顔がどうあがいても気になる。勇ましい狐像ばかりと遭遇していたから、ひょうきんさが珍しい。
すごくニッコリしている。こう「この玉、ええでっしゃろ!」と居酒屋辺りで自慢気に言っているオッサン感がある。
左は「こいつ、いつもこうですねん」と苦笑いしながら小首を傾げている付き合いの長い友人感がにじみ出ていて微笑ましい。
面白いなぁ
参拝のために神社幕をくぐると——
九尾がおる・・・
想像していなかったまさかの出会いに、興奮。九尾の狐は本来は瑞獣。神社にいても不思議じゃありません。
でも、なぜかいない。むしろフィクションにおける恐怖の存在としてが強いのかも?
瑞獣としてちゃんと扱われている神社が奈良にあったとは。木彫りでしかも、丸太からの切り出し。ここまでやる熱意に敬意を抱きました。
奈良に来て良かったと思わせてくれる、面白い狐像達がいる神社でした。
〒639-1144 奈良県大和郡山市洞泉寺町15 源九郎稲荷神社