今回は画像が多めです。
金沢の有名観光地「兼六園」にあるだけあって、周辺も豪華でした。
……困る事があるとすれば駐車場ですかね。自分は早朝に行ったので、観光客で混んでいる事もなく駐車出来ましたが時間帯によっては歩く覚悟が必要になりそうです。結構な角度の坂道が多いので、歩きやすい靴やスニーカーがいいと思われます。
目的の白阿紫(はくあし)稲荷大明神は、金澤神社境内にあります。
道中で珍しいなと一枚
地球を支えるイノシシ像。
地元の名士の記念碑な模様。猪年生まれだったからだとか。
京都にある護王神社にも猪像が狛犬の代わりにありますが、それとは雰囲気が違いますね。
金澤神社のすぐ隣に白阿紫稲荷大明神はあります。
境内社なので大きさは控えめ。しかし、狐像は四体と豪華。
個人情報で溢れていたので撮りませんでしたが、鳥居の前には受験生の絵馬が沢山飾ってありました。
まずは手前の狐像。阿吽型になっておりました。
……君ら柴犬ちゃう?
顔が狐と全然違う。尻尾を隠して人に見せたら「本物の犬みたい」と言われるのは確実だろう。製作者さんが犬を飼っていて狐の代わりに参考にしましたと言われても普通に信じられる犬顔だ。
歯も舌も作ってあって鼻の穴もちゃんとある。もう、この距離だと本当に犬にしか見えない。
あ。でも、尻尾だけ狐なのは狐らしいかも。化けたけど尻尾だけはそのままで~なんて話はいくらでもあるし。
おっちょこちょいな神の使いとして捉えると可愛く思えてくる。
……なんで、そんなことをする必要があるのかは考えないとして。
そして、後方の狐像。
最低限の要素で狐を表現する挑戦でもしたのかな。それぐらいシンプルな狐像です。
眺めていると妙に懐かしい「やったなぁ」気分にさせられる。粘土を糸で切って形作るの、子供の時にしたもの。後ろ脚とか、もろにその時の断面のままだもの。目の部分なんて、付属してくるヘラで刻んでいたもの。
耳みたいな小さくて脆いパーツを整えてくっつけると、時間経過でボロッとしてきたなぁ。
——この神社の前に受験生の絵馬が沢山あった事を考えると、人生の転換期の表現に思えてくる。この狐像を子供の時期、そして大人へという表現で柴犬みたいな狐像。犬みたいなのは変化の途中として捉えれば……犬みたいな変化ってなんだ。
兼六園へ訪れる予定のある人は、ぜひ白阿紫稲荷大明神にも足を運んでください。
そして今回の載せた狐像を狐か犬か判断を。こういうのが狐像巡りの楽しみだと思いますので。
所在地:〒920-0936 石川県金沢市兼六町1−3 金澤神社すぐ側