高岡駅南口から国宝の瑞龍寺へ。
そこまでの道のりは流石国宝と言うべきか、わかりやすい。案内板もありますが、道が平坦で楽。瑞龍寺の正面の道路ともなれば、飲食店(カレーの匂いが印象的)がいくつもありますので軽食を済ませてから参拝もいいでしょう。
まぁ、自分は稲荷神社にしか行かないのですが。
観光客で賑やかな参拝受付の反対にある鳥居、その前には誰もおらず。皆国宝目当てで来てるんだなぁと実感しながら、1人参拝へ。
写真を撮ったこの距離で「あ、種類別の狐像だ」と気づきワクワクしながら接近。
石製と木製。珍しい組み合わせ。
石製は狐ができるかどうか怪しい首の角度で眼を逆ハの字にして見上げるように睨みつけています。そういう睨み方は恨めしい幽霊がするのでは……後に訪れた八宮稲荷大明神にて似た形相の狐像がありました。富山県で流行ったスタイル?
木製は洋犬、ドーベルマンみたいなアスリート体型。汚れでわかりにくくなっているけれど、もしかすると新しい部類なのかも。
それに加えて
隠れるようにもう一体の小さい狐像が。
狐と虎の合いの子みたいな顔立ち。
上瞼の盛り上がり方が肉厚+眉間の模様で虎っぽい。
普通に見れば狼と判別がつかない狐像(福久宮稲荷神社や榮稲荷大明神など)が一番似ているのだろうけど、自分はどうにも虎と判断してしまう。虎の顔ってこんなに前に出てないのに。眼力と模様の力ってすごいなぁ。
それにしても、この撮影をしている間も帰り際にも誰も来ず。
みんな、もっと見に来て! ついででもいいから! ここの狐像いいよ!
所在地:〒933-0863 富山県高岡市関本町1