長濱八幡宮にて

狐像

 長浜駅から長浜商店街を抜けた先にあるのが、長濱八幡宮。
 そこの末社に稲荷神社があります。
 まずは長濱八幡宮。


 丁度、茅の輪くぐりの時期でした。
 豊国神社にもあったはず。目的が稲荷神社なので、末社摂社の場合でない限り遭遇しない儀式です。なので、茅の輪越しに一枚撮りました。
 左方向に行くと末社摂社が連なっておりまして、最後に稲荷神社が。

 鳥居は新品な様子。綺麗な赤が日陰の中でも映えております。
 扁額は昔からの物を大事に使っているようですね。年季が入って渋い。


 一言で表すと、狐の大家族。
 通販サイトなどで売られている神棚に供える小型の狐像が何体もあり、その前に2体の狐像が陣取っております。
 密度凄いな、改めて見ると……広い場所に敷き詰めるのとまた違う迫力があるな。広い場所(穴守稲荷神社など)だと組織って感じが強い。


 台座と馴染む柄。
 顔は掘り込みではなく窪みにして表現。足の付け根に向けての細さや後ろ足の丸っこさは、四足獣らしさがしっかりと出ていて好み。

 こちらは玉とか巻物とかの違いじゃなくて、顔が違う気がする。
 目の位置が外側寄りに見える。目の周りに傷もあって「こいつだけ狼か?」と思うぐらい雰囲気が違う。
 後ろ脚がお腹と一体化するほどの激しい削れ具合。左右の太さが違う前脚は細く削れているのに手だけは使い込んだ職人のように大きい。激戦を生き抜いてきた歴戦の勇士みたいだ。
 

 近影で2体。
 雰囲気の新兵と古参兵だ。前掛けの結び方が豪快だな、よく見ると。
 対になっている存在でこうも違うのは珍しい。
 末社ながらも面白い狐像でした。
 
 ※社名が「稲荷大神」「稲荷神社」「末広稲荷神社」と分かれていたので、長濱八幡宮をタイトルにしました。下記はGoogleマップ表記になります。

 所在地:〒526-0053 滋賀県長浜市宮前町13    末広稲荷神社
     〒526-0053 滋賀県長浜市宮前町13−55 長濱八幡宮

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