まずこのお稲荷さんのある日向新富駅は切符が必要な区間になりますので、ご注意を。
正月なだけあって、大体の人は宮崎神宮駅で降りていました。時間があれば自分も行きたかった……
さて、日向新富駅は宮崎駅から20数分程度で着きます。
降りた人は自分も含めて数人。やはり正月の街の中は静かで、さっさと歩く自分は浮いていました。いつか職質されそうだ。
お稲荷さんへの道のりは線路に従って歩くか、国道10号線まで出て道のりに沿って行けばあります。道中には湖水ヶ池という大きい池があり、そこに水沼神社があります。
まぁ、例によってスルーしますが。
水沼神社から少し行った先に、お稲荷さんはありました。
お堂……というか、家の玄関サイズの小屋を建てましたみたいな、不思議な感じです。「お家」感が強い。
地元や今まで行ったところで見なかったので、宮崎県独特の文化なんですかね? 神社の屋根に鯱が乗っているのは。
加えて鳥の像。なんの鳥だろう。雉の置物とかあんな形をしていたはず。
鯱のデザイン凝ってる。シャープでかっこいいぞ。
で、このゆるさよ。ここの狐像はゆるいです。
しかしここだけの唯一無二のデザインと言えます。他にはない東南アジアの寺院にありそうな顔立ち。見にくいですが白い隈取もあって、ますます個性を強めている。
巻物を口先で咥えて抱き寄せるように玉を片手で持つ姿は、ハードボイルドさすら感じられます。
写真も何故か煌めいて格が違う。
ただ、膝が切れているのはなんでだろう? 力づくで直したとか?
ゆるさの中にハードボイルドさと不思議を同居させた狐像でした。
所在地:〒889-1401 宮崎県児湯郡新富町日置